薄着の季節になると気になってくるのが
「 たるんだ二の腕 」ですよね。
加齢とともにぷるぷるしてくる二の腕は、
よく「振袖」などと例えられます。
そんなたるんだ二の腕を引き締める
効果的な方法があります。
二の腕が印象を左右する!?
二の腕がスリムであると相手に
「この人はスタイルがいい」
という印象を与えることができます。
ということは、二の腕がたるんでいると
「スタイルが悪い・太っている」
という印象を相手に与えてしまうのです。
たとえ体はスリムであっても、
二の腕がぷるっぷるとしているだけで
老けて見えたりだらしなく見えてしまいます。
とっても残念ですよね。
二の腕は適度な筋肉があること、
そしてほっそりと見えると女性らしく美しく見えます。
二の腕がたるむ理由は?
二の腕の筋肉は大きく2つに分けられます。
一般的によく知られているのが
腕上部の筋肉である「上腕二頭筋」です。
いわゆる力こぶと呼ばれる部分の筋肉で、
普段主に使われている筋肉になります。
一方、腕下部の筋肉は「上腕三頭筋」といい、
こちらは普段あまり使われていません。
この上腕三頭筋が弱くなることによって、
皮膚や脂肪を保つ力も弱くなることが
二の腕がたるんでしまう一番の理由です。
さらに脂肪が増えることによって、
二の腕がたるみやすくなってしまいます。
脂肪が増えると上腕三頭筋の筋力が
より必要となってくるためです。
たるみやすい上腕三頭筋
上腕三頭筋は普段なかなか使われていない筋肉です。
上腕三頭筋を使うのは、
物を強く押すときや、物を高く持ち上げる動作です。
これらは普段なかなかしない動作ですよね。
また近年デスクワークやパソコン使用による
猫背が増えている傾向にありますが、
猫背の姿勢だと二の腕の筋肉が
きちんと使われなくなってしまいます。
そのため筋力が弱くなりやすくなります。
上腕三頭筋の筋力が弱まることで
二の腕の皮膚や脂肪を保てなくなり、
結果二の腕に振袖肉ができてしまうのです。
椅子を使って引き締めよう
筋力が弱くなってしまった上腕三頭筋には、
椅子を使ったストレッチが効果的です。
しっかり固定された椅子を使い行います。
★準備するもの
・椅子
★やり方
1.まず椅子を後ろにして立ち、
手を椅子に乗せて体を支えます。
このとき肘を曲げず腕はまっすぐにします。
2.体をまっすぐに保ったまま、
肘をゆっくりと曲げていきます。
イメージとしては、
仰向けで腕立て伏せを行うような感じです。
このストレッチを行うことで、
上腕三頭筋が効果的に使われます。
最初のうちは、腕に負担となりますので
無理をせず回数は5回くらいからはじめ、
徐々に回数を増やしていきましょう。
ポイントは毎日継続することです。
外出先でもできるペットボトル運動
上記の椅子ストレッチに加えて、
外出先でもできる運動を紹介します。
準備するものは500mlのペットボトルのみ。
中に水を入れ、重くしておきましょう。
まずは椅子に腰かけ、姿勢を正します。
ここで猫背であると効果がありません。
片手にペットボトルを持ち、その手を上にあげます。
ゆっくりと肘を曲げていき、
ペットボトルを頭の後ろへ移動させます。
このとき大切なのはゆっくり動くことと
二の腕部分をまっすぐ保つことです。
ゆっくり行うことで、二の腕の筋肉がきちんと使われます。
こちらも急にたくさんするのではなく、
少しずつでいいので毎日続けましょう。
腕立て伏せはやめたほうがいい!?
二の腕を引き締める運動というと、
腕立て伏せをすればいいと思っている人も
多いのではないでしょうか。
実は、女性らしい細い二の腕を作るには、
腕立て伏せはオススメできないのです。
何故かというと、腕立て伏せをすると
上腕三頭筋だけでなく上腕二頭筋も鍛えられてしまうからです。
上腕三頭筋を鍛えることによって、
ぷるぷるした二の腕は改善できますが、
同時に上部が盛り上がった二の腕になってしまいます。
男らしいたくましい腕になってしまうということです。
やはり少し丸みのある柔らかそうな腕が
女性らしい腕であるといえますので、
上腕二頭筋を鍛えすぎてしまうのはやめておきましょう。
バストケアも大切!
二の腕とバストは別物のように思いますが、
実は大きく関係しているのです。
二の腕に脂肪がたくさんついてしまうと、
その分筋力が多く必要となるのですが、
その脂肪がバストの方から流れてくるのです。
よく「胸は流れる」と言われますが、
それはきちんとしたバストケアを行っていないからこそなるものです。
サイズの合っていない下着をつけている、
夜寝るときは何もつけていないという人は、
本来はバストであるはずの脂肪が
二の腕や背中に流れて行ってしまいます。
いくら上腕三頭筋を鍛えていても、
脂肪がたくさんついている二の腕だとスリムには見えないですよね。
下着はこまめにサイズチェックを行い、ぴったりなものを着用しましょう。
体重が3kg違うと1サイズ上下すると言われています。
サイズの合った下着を使用するとバストアップ効果もあります。
また夜寝るときにはナイトブラを使用するようにしましょう。
ナイトブラは、横になったときに
胸が流れてしまうのを防ぐ効果があります。
日々のバストケアが、バストだけでなく二の腕にも影響するのです。