小顔を得るためのマッサージにおいて
たくさんの人が肌を傷めてしまっていることご存知でしょうか。
リンパを流すためにと、強い力でこすると
顔の皮膚に負担がかかり、肌組織を傷めてしまう恐れがあるのです。
もちろん、リンパを流すことはむくみを解消する効果があるため
とても大切なことだといえます。
しかし、小顔効果を得るためには顔をなでるだけで十分効果があるのです。
今回は、肌を傷めてしまうことがないなでるだけの小顔マッサージについて
詳しくご紹介していきますね。
指でなでる効果
まず、なぜ指でなでるだけで小顔効果が得られるのか、
なでる効果についてお話していきます。
指で顔をなでることにより、顔の中に溜まった老廃物が
すーっと流されていきます。
リンパというものは、実は体液の中でそれほど多い割合を
占めているわけではありません。
指でなでるだけのマッサージを行うとリンパ液以外の多く流れる体液を
上手に流していくことができるのです。
そのため、小顔効果だけではなく肌色をワントーンアップさせ、
美肌へも導いてくれる効果があるのです。
もちろん、むくみの改善にはかなりの効果があり
なでるマッサージを続けていくだけで
フェイスラインがすっきりしてきます。
顔の老廃物が流れ出していくことで美髪効果も得られるため、
なでるだけマッサージはやらないと損といえるほど、
その効果に期待ができるのです。
その効果の秘密は、細胞間液というものにあるのですが、
あまり耳にしたことがないという方が多いのではないでしょうか。
では、その細胞間液とは一体どんなものなのでしょう。
細胞間液について
細胞間液は、間質液や細胞液とも呼ばれているもので、
リンパ液をのぞく、体内に流れている体液のことです。
この細胞間液の働きとしては血液によって運び込まれた、
酸素・たんぱく質といった物質を
組織の細胞へ運搬する役目を担っています。
その働きを行うためには、毛細血管を介する必要があるのですが
その働きを促すには微弱な力で圧をかけることが大切なのです。
なでる意味はここに隠されており、微弱な圧力を外側からかけることにより
その流れを助け、組織の新陳代謝を促す効果があります。
細胞間液は、栄養素の補給も行い、私たち人間の体内の中で
とても重要な働きをしている体液なのです。
やり方
それではそんな細胞間液を流し小顔効果を得ることが出来る
なでるマッサージのやり方について詳しくご紹介していきます。
まずは、首を流れる老廃物の通り道を
しっかり流しておくことが基本となります。
1.耳の形に添うように耳の裏から首筋、鎖骨まで
指の腹を使ってしっかり流していきます。
2.鎖骨まで流したら、鎖骨のくぼみに指を3本入れ、
くぼみを押し込むように指圧しましょう。
3.その後、手のひら全体を使って顎下から首筋を優しくなでます。
このマッサージを左右5回ずつ行いましょう。
それでは、顔のマッサージにうつります。
1.まずは額から始めます。
4本の指を使い、生え際を沿うように耳の中心までなでおろし、
おでこ全体を優しくなでていきましょう。
2.次に気になる目の下のクマやくすみを改善するために、
指の腹を使って外側へ流します。
3.そのまま下へ下がり、小鼻のあたりから頬まで
ほうれい線を外に流す意識で指をすべらせていきましょう。
4.次に、顎周りを流しますが中指と薬指の間に顎をはさみ、
耳の方へ向かって流していきます。
顎周りは、少し強めに流すと顔全体がすっきりしますよ。
5.最後に、眉頭から目頭に沿って中指をすべらせていき、
両側の鼻筋から頬の中央をとおりエラの部分まで指をすべらせていきます。
これだけで終了になります。
とても簡単に行えるだけでなく、エステティシャンのような技術もいらず
小顔効果を得ることが出来るのです。
ツボ押しも合わせて効果アップ
なでるマッサージを行いながら小顔のツボを押さえていくことで
さらに効果をアップさせることができます。
下唇の中央下あたりにある承漿というツボは、
乾燥肌の方にもとても効果があります。
また、顎のエラがある部分の裏にある天容というツボは、
むくみ改善効果が期待できるツボです。
なでるマッサージを行いながら指の腹を使って5秒程度押すことで
さらに小顔効果を得ることができます。
ツボや細胞間液を流す意識をしぜひ小顔を手に入れて下さいね。
いかがでしたでしょうか。
小顔マッサージというと、難しいのでは?
というイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、今回ご紹介したなでるだけのマッサージなら
技術がなくても行うことができますし肌へ負担をかける心配もありません。
顔や体においてもそうですが、一度だけでは効果を継続できません。
毎日流してあげることで、その日顔や体に溜まった老廃物を
流す効果が得られるのです。
少しのポイントをおさえることで簡単に行うことが出来ますので
ぜひ入浴後などの習慣にしたっぷりと肌を潤した状態で行ってみて下さいね。