同じような食生活をしていても
太りやすい人と太りにくい人がいます。
その違いはどこにあるのでしょう。
太りやすい人は、
間食が多かったりして無意識のうちに
カロリーを多く摂取して
太ってしまうというのも考えられます。
しかし、それでも体質の違いはあるのです。
その違いが
「 基礎代謝 」です。
基礎代謝のことを
意識した生活をすると
アナタも太りにくい体に
なれるかもしれません。
基礎代謝って何?
基礎代謝とはいったい何なのか?
その点についておさらいしておきましょう。
人間の身体は、活動することで
エネルギーを消費します。
このエネルギーが
カロリーと呼ばれるもの。
歩く、喋る、立つ、座るだけでも
エネルギーは消費されています。
しかし、じーっとただ寝ているだけでも
内臓の機能を動かしたり、
息を吸って吐いてという呼吸器系の活動でも
エネルギーを消費しています。
つまりは全く身体を動かさなくても
人間の体はカロリーが使われているのです。
安静にしていても必要なカロリーのことを
基礎代謝というのです。
基礎代謝は身長、体重、年齢、筋肉量など
人それぞれで違うものです。
何もしなくても消費されるカロリーが
基礎代謝なので、これを高めることが
太りにくい体作りの決め手になるのです。
基礎代謝を上げる方法
基礎代謝は年齢を重ねると
徐々に低下していくものです。
30代くらいになると低下が大きくなるので
このくらいの年齢になると、
若い時と食生活は同じなのに
脂肪が付きやすくなり、
ダイエットをしても痩せにくくなったと
感じる人が増えてきます。
基礎代謝をできるだけ
高いままをキープすると
中年太りを予防することができます。
その方法は大きく分けると二つあります。
1.代謝を高める筋肉量を増やす
筋肉はエネルギーを作るための
エンジンのような役割をします。
適度な筋トレをして、
筋肉量が少なくならないようにすると
基礎代謝を維持することになります。
2.体温を上げる
平熱が36度前半の人と36度後半の人では
基礎代謝にも差が出てきます。
体温が1度上がることで、
代謝が13%~14%アップするので、
身体を温めることが
基礎代謝アップのカギになります。
ちなみに、ダイエットに
有効だといわれる
ウォーキングなど有酸素運動も
基礎代謝を高める方法の一つですが、
筋肉を増やすことができないと
脂肪の燃焼はできても、
基礎代謝を高いまま
維持することが難しくなります。
有酸素運動だけではなく、
適度な筋肉トレーニングを行うことが
太りにくい体作りには必要なのです。
ぜひ基礎代謝を上げて、太りにくい体を
目指して下さいね。